日本カラーコミュニケション協会プランニングディレクター藤崎晶子です。
前回のコラムで書かせていただいたように、ご自身のビジネスを「一言」で語ることはとても大切。
ふいに自己紹介のチャンスが訪れたとき、あれもこれもと話したはいいけれど、
「それで、何をやっていらっしゃるのですか?」
と相手に思われるような自己紹介では、せっかくのチャンスをふいにしてしまいます。
そのためにも、やはりメッセージはひとつ。
自分の中に柱を立てる必要がありますね。
顔に何が書いてある!?
小さなチャンスをものにするために。
出会った人に覚えてもらえるために。
そして選んでもらうために。
簡潔な自分プレゼンが大切なのですが、それよりも、もっと大切なこと。
それは
メッセージが顔に書いてあること
!!!!!
顔に!!!!
本当に書かないでくださいね。
ほっぺとかに。
つまり、その職業、あるいは、そのコンセプトで活動している人らしい雰囲気が顔、身体、全体から感じられるということです。
例えば、<繊細な人の心に寄り添う事がミッションのカウンセラー>という人が、
不機嫌で神経質そうな表情で立っていたらどうでしょう。
何か相談したいと思いますか?
同様に、<最高の自分の魅せ方を伝えるイメージコンサルタント>というコンセプトで仕事をしている方が、似合わない洋服に身を包み、お相手に興味を示さない態度で立っていたら?
お仕事を依頼しようと思うでしょうか。
当然思いませんよね。
逆に、新鮮なスタイリングで、いかにもフアッションを楽しんでいる!という感じの方が、溢れる笑顔で、こちらにキラキラの視線をおくってくれたらいかがでしょう。
あぁ、この方に、イメージコンサルティングをしてほしいな♪と思いませんか。
前述のカウンセラーも、優しい色のお洋服に身を包み、包容力のある笑顔で、こちらが心を開きやすいような言葉をかけてくれたら・・・・
何か、心の悩みを打ち明けたくなりますよね。
つまり、私たちの仕事は、言葉で説明するひとつ前のステップで、
自分自身が、その職業を体現している
ことが大切なのです。
これが、
顔に書いてある
ということ。
では、どうすれば、顔にかく ことができるのでしょうか。
<あり方>を自分で決める
それは、ちょっと難しいけれどとってもシンプルなこと。
<あり方>を自分で決める
ということです。
もし、<最高の自分の魅せ方を伝えるイメージコンサルタント>になりたいと思ったら、
私は、<最高の自分の魅せ方を伝えるイメージコンサルタント>である
と<あり方>を心に決めること。
そこがスタートです。
<あり方>さえ決まれば、あとは<やり方>です。
あなたの<あり方>にふさわしい、服装、態度、表情、行動を日々実行していくのみ。
楽しそうじゃないですか?
ただ、生徒さんたちを見ていると、ここに大きな「壁」があります。
それは、
自信がない!
の壁。
そして、その背景になるのは、
経験がない!
の壁。
。。。。。。。。。。。。
最初からプロの人なんていない。
でも、どこかでプロであると宣言しないと、永遠にプロになれない。
だとしたら、<あり方>を決めてしまいましょう。
それは、今日から、今から、あなたが<こうありたい人>の<あり方>を、身体に、頭に、心に刻み込むのです。
そうすれば、おのずと、時間の使い方、選ぶもの、コミュニケーション、態度、言動が変わってきます。
そして、気が付くと、自分が<こうありたい>と思っていたイメージを、周りの方が持ってくださっていることに気づきます。
研修講師のお仕事を始めたころ。
何の実績もない中で「講師」を名乗っていいものか、お仕事をいただいていいのかと、戸惑いました。
でも、そこは前進あるのみ!
会社員時代におこなった社内の講師業も、友人たちを集めておこなった講座の講師業も、自分の中の「実績」として落としこみ、「プロです」の顏で、打合せに臨みました。
結果、次から次へとお仕事をいただき、会社員時代には考えてもみなかった業種、業態の方々のブラッシュアップに関わらせていただきました。
それは、自分で、ある日「私は、企業研修のプロです。」という<あり方>を決めたからです。
自分はどうありたいか。
ぜひ、自分に自分の自己紹介をしてみてください。
自分の中に眠る願望・夢・希望をひとつひとつ言葉にして。
どう生きたいか
何になりたいか
ぜひ声に出して自己紹介してみてください。
その声は、脳の中で、事実として認識され、その<あり方>にふさわしい行動を促してくれます。
できれば、毎朝声に出して
私は、○○○○をする○○○○です。
と、<あり方>を唱えてみてください。
その一日におこることに、きっとあなたは驚くはず。
それほど<あり方>を決めるってすごいんです。
イメージコンサルタントとして活躍するためには、まず
<イメージコンサルタント>に<なること>
そして、それは、自分自身が<イメージコンサルタントというあり方>を決めるところから始まるのです。