全てを映し出す色 ~白~
白は、全ての光を反射する色。
もっとも、神々しく、尊敬される色です。
白を目の前にした時、どうにも、自分にうそをつけない、神聖な気持ちになりませんか。
自白。
なんて言葉もありますね。
最近ヒットしたKing Gnuの曲は、白日(はくじつ)。
♪真っ新に生まれかわって人生今からはじめようが
へばりついて離れない地続きの今を生きてるんだ
そう、白はリセット&リニューアルするときに必要な色なのです。
白の色彩心理
白の色彩心理的な要素をみていきましょう。
ひとつは、生まれたての赤ちゃん
純粋・無垢・けがれのない真っ新のイメージ
そして、目の前がクリアになること。
見通しをたてる・創造的洞察・シンプルな生き方
その前提となる
リセット・浄化などの、今を一掃する行為
さらに、浄化された上での奉仕
誠実・博愛・尊敬
最後の意味は。。。
完全
白には、このような色彩心理的な意味合いがあります。
白を目にすることで、身にまとうことで、白に満たされることで、このような気持ちになるのですね。
ゴッドホワイト
今回の題名<ゴッドホワイト>。
これは、まさに、私が、白は、神様みたいに凄い!と思っているからなのです。
目にすることで、心が浄化され、身に着けることで尊敬を集める色。
今の自分を見直し、さらなる洞察を深められる色。
目の前のことに、誠実でありたい、あたりまえなことを大切にしたいと思える色。
今、先が見えないない日々の中、どちらに一歩踏み出したらいいかわからなくなっている方も多いのではないでしょうか。
白でリセットすること、自分をみつめ直すことで、<見たことのない明日>への準備をすることが必要なのかもしれません。
白で心の余裕を
様々なデザインをするときも、どれだけ色彩を組み合わせても、白を抜きに仕上げる事は難しいものです。
余白
が醸し出すゆとりがいつも必要です。
たとえば、洗練されたお料理の一皿。
繊細なお料理を引き立てるのは、まぎれもなく「白」の存在です。
白のイメージを毎日の中に取り入れることで、心の余裕が生まれ、本当に大切なものを際立たせてくれます。
今、日々を埋め尽くす白
今の私達のスケジュール帳は、真っ白です。
ここに何を書きこみましょうか。
気持ちの乗らない会合。
表面的なおつきあい。
義務感にかられてするルーティンワーク。
そのようなもので、埋め尽くしたいでしょうか。
一度、真っ新になったスケジュールには、
本当に本当に大切だと思う人と
本当に本当に大好きなことをしたいと
私は、そのように思います。
もちろん、簡単に、理想のスケジュールで埋めることは難しいかもしれない。
でも、そのためにできること。
そのための準備。
それを、この白紙の毎日にしていこう。
そう考えてみるのもいいかもしれません。
白を着る
さて、白は、ファッションにおいても、最重要な色です。
人生において、<似合う白>を知っているのと知らないのでは、大きな差がつくかも!?というくらい。
就職活動や、様々な面接、アピールの場、そして大切な結婚式のウイディングドレスまで。。。
似合う白を選べるかどうかは、勝負の日の明暗を分ける大切なチョイスです。
まず、ご自身は、濁りのない真っ白「ピュアホワイト」が似合うのか、
真っ白よりも、少し色が入った優しい白「ソフトホワイト」が似合うのか、
少し黄みをおびた「アイボリー」が似合うのか、
そのあたりがわかっているだけで、お洋服選びに大きな差がでてきます。
さらに、同じ白でも、お洋服で取り入れるときは、その「質感」がお顏映りや、全身のイメージを大きく左右します。
ツルツルしたサテンのような光沢にある生地か。
シンプルな綿の生地か。
ふわふわのニットなのか。
ざっくりとした麻なのか。
生地感によって、影の出来方が違い、お顔に反する光も変わってきます。
また、生地感の「イメージ」と、ご自身の「イメージ」が上手くリンクして、目指すところになっているか見極めることが大切なのです。
めずらしく麻100%のシャツ。
地元湘南での時間が増え、ラフな雰囲気が好きになってきた今日この頃です。
<今日の色彩セラピー>
白で、リセット&リニューアル。一から、私だけの「完全」を目指そう。