HSP~繊細だから綺麗になれる~

気にしいと言われてきたけれど

自分の性格は、半世紀生きた今も理解できていないところが多い。
自分をスタンダートで考えるから、それが、他の人と比べてどうなのか?がよくわからないのです。
だから、他の方からの評価でそれを知るしかない。

で、よく今まで言われてきたのが

気にしい

ということ。
つまり、小さなことを気にする、神経質だというような意味ですね。

自分としては、とーっても大雑把なところがあることもわかっているので、「神経質」という言葉はピタリとあてはまらない。
だけど「気にする」といういより、「気づいて気になる」という感覚は大いにあるのです。

それも、こと「人」の「マイナスな気分」については、ドーンと気づいて影響を受けやすい。

たとえば、飲み会や、パーティなどでも、あまり話をしていない方がいたり、ポツリと立っている人がいたら、とっても気になる!!!

あと、友人と話をしていても、顔色がさえないと、とっても気になる!!!

友人から悲しい恋の悩みなど相談された日には、1週間落ち込む。本人が元気になっていても。

あとは、悲しい映画を見ると、暗い気持ちが延々と続く。

とにかく気になりすぎて、上手にコミュニケーションをとれない期間がとっても長く、人とまともに話ができるようになったのはイメージコンサルタントとして仕事をしてから。
それでも、苦手意識があり、殻をやぶったのは、ほんの最近のことかもしれません。

そんな「気にしい」の私の気質は、もしかしたら。。。。。?
と思うフシのある理論があります。

それが、HSP。

HSPとは

HSPは、ハイリー・センシティブ・パーソンを略した言葉です。
HSPは、心理学者エレイン・N・アーロン博士によって提唱された概念で、生まれながらの性質として、高度な感覚処理感受性を持つ人のこと。
つまり、繊細な人、敏感な人、感受性が強い人達のことだそうです。

「内向的」とも違う意味で、HSPの人の3割が「外交的」とのこと。
HSPの方の特徴の例です。

五感全てに関わる環境の変化に敏感

他人の気分に左右される

想像力豊かで空想にふけりやすい

あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると不快になる

競争すること・観察されることが苦手

生活に変化があると混乱する

私の場合は、人のこと以外は気づかないところや、変化を好むところもあるので、純粋なHSPとは言い難い。
でも、近い傾向があるので、そのようなセンシティブな人の気持ちがよくわかります。

HSPだから綺麗になれる

最近、やはりHSP傾向があるとおっしゃる卒業生の生田目千津さんと、ランチをしたとき、お互いに、胃薬や頭痛薬を持ち歩いていることに笑ってしまいました。
どうしても、メンタルへの影響が、突如身体に出ることがあるのです。

千津さんは、ご自身の繊細な気質について悩むこともあったそうですが、HSPの概念と出会い、色々と腑に落ちたそうです。
そして、今は、<繊細に感じるからこそできること>をお仕事に活かされています。

私たちがおこなっている、JCCAのイメージコンサルティングは、繊細さがないとできないお仕事です。

それは、スクールの中でも、クライアントの心の機微に気づき、それを言語化し、さらに色やスタイル、メイクで「なりたいイメージ」を具現化するいことを目指します。
だから、入り口である「気づく」「汲み取る」ことのできる繊細さは必須。
ただただ、分析し、理論を押し付けるようなことは決してしません。

気づくからこそ

共感できるからこそ

クライアントのなりたいイメージを形にできるのです。

さらに五感の発達したHSP傾向のある方は、<色>に関する感覚も鋭い。
千津さんは、ご自身の繊細さも活かし、さらに<感性豊かなHSPだからこそ、綺麗になれる!>ということをコンセプトにサービスをされています。

もしかしたら、私も、ちょっと繊細な傾向があるな?

小さなことに傷つく傾向があるな?

と思われる方。

ぜひ千津さんのお茶会や、レッスンに参加してみてくださいね。

とても心地よく、自分らしい綺麗が手に入ると思いますよ。

お茶会のご案内

ビューティレッスンのご案内

私も、HSP傾向のおかげで、たくましすぎるオバサンにならずにすんでいるのかも。

最後に、私が大好きで、生徒さんたちに朗読してもらっている詩をご紹介します。


汲む      茨木のり子

大人になるというのは
すれっからしになるということだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
発音の正確な
素敵な女の人と会いました
そのひとは私の背のびを見すかしたように
なにげない話に言いました

初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始まるのね 堕ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました

私はどきんとし
そして深く悟りました

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子どもの悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
年老いても咲きたての薔薇 柔らかく
外にむかってひらかれるのこそ難しい
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと……

わたくしもかつてのあの人と同じぐらいの年になりました
たちかえり
今もときどきその意味を
ひっそり汲むことがあるのです

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

マーケティングプランナーとして活動後、独自のセブンシーズンメソッドを確立しイメージコンサルタントとして独立。2004年よりイメージコンサルンタント養成スクールを立ち上げ、現在に至る。百貨店、テーマパークの社員向けブラッシュアップ講座など企業研修多数。人の表現力を最大限に活かす教育をミッションとしている。

目次